テニスにて

テニスコーチの視点からの解説

ハイボレー、ラリーの中で失敗から学ぶ

9月のレッスンテーマシリーズ第4弾

前回まではこちら

 

ハイボレーの特徴 - WANNAKNOW

遠くのボールをハイボレーで攻撃する - WANNAKNOW

ハイボレーの狙いどころ - WANNAKNOW

 

前回までの解説を踏まえて、ラリーの中で練習してみます。

前衛から見て、遠くに来た山なりのボールを近づいていってハイボレーで攻撃をするわけですから、まず

「ボールが高くなった」

あるいは

「ボールが遅くなった」

ということを認識しないといけません。

雁行陣(注1)同士で後衛のクロスラリーのボールは、基本的に相手の前衛に攻撃をさせないようにクロスにコントロールしてますので、そのボールに追いつくためには時間が必要です。なので、前衛の人は、相手のボールの高さやスピードの変化を見分けられるように、注意して見ておかないといけません。

そして、「ボールが高くなった、遅くなった」という変化が見えたら走り出す、というクセをラリーの中で身につけさせます。よほど「これは絶対取れない」と思ったボールじゃない限り、走るようにします。

結果的に追いつけなかったり、追いついてもハイボレーが失敗したりすることが、多くあるかもしれません。

しかし、それでいいのです。

とりあえずいろんなケースに挑戦して、いろんな失敗をすることで、「こう見えたボールは取れる」とか「こう見えたボールは前進した方がいい」とか「こうなっちゃったら取れない、あるいは失敗する」というデータが貯まっていくからです。

失敗を恐れて引っ込んで取りにいかなければ、データ、つまり判断基準がないので、本番の試合で取りに行くべきかどうか迷うのです。

失敗したら「失敗した」と思わずに「データを取った」と思えばいいのです。

上手になる人は失敗した時に、よく何かをつぶやいています。そのつぶやきこそがデータになり、判断基準を形成する基となるのです。

 

(注1)雁行陣とは - WANNAKNOW