テニスにて

テニスコーチの視点からの解説

ボールがネットを越すためのコツ

今回もこのシリーズ。

c-geokun.hatenablog.jp

  1. ラケットの長さや大きさを知らない
  2. ボールの動き方を知らない
  3. どれだけ力を使うかを知らない
  4. 自分がコートのどの辺に立っているかを知らない
  5. ボールを打った後、何をしたらいいかを知らない

今日は2.の「ボールの動き方を知らない」について。

テニスはゴルフと異なり、動いてくるボールを迎えうつ競技です。飛んでくるボールを見て(あるいはインパクトの音を聞いて)、見聞きした情報を体の関節や筋肉に伝えて、過去の記憶と照らし合わせながらタイミングを合わせて打つのです。初心者の場合、多くはここで使われる過去の記憶が乏しいので、失敗が多いのです。

具体的には、ボールの動きというものは、多かれ少なかれ、相手が打ってから放物線を描いて地面に落ち、もう一度少し小さくなった放物線を描いてまた地面に落ちます。

初心者はこのボールの動きを知らないのです。ネットを越すために、腕が下から上に振り上げやすい腰の高さまでボールが落下するのを待っていれば簡単に打てるのに、ボールの軌道の記憶が乏しいので、意図的でなくボールの弾み上がった場所に突っ込んでいってしまい、振り上げにくい高さで打とうとしてしまうのです。

有効な矯正法の一つとして、よく知られるのが、飛んできたボールをワンバウンドさせて、足の甲で蹴るという方法があります。高く弾み上がったボールは、なかなか足の甲では蹴れません。足の甲で蹴るために、自然とボールを落とすようになり、ボールは待っていれば落ちてくる、という記憶を比較的簡単に体に植え付けることができます。