テニスにて

テニスコーチの視点からの解説

奨学金。スポーツ資金集めpart4

前回までは奨学金の問題から、奨学金クラウドファンディング、そしてスポーツのクラウドファンディングに話しが及んできました。


特に前回はスポーツクラウドファンディングのサイトをいくつか比較しましたが、どこもおじいちゃんが孫に与えるお小遣い的な支援で、継続的な支援を受けられるようなシステムにはなっていませんでした。

しかし、1番大きなスポーツクラウドファンディングアスリートエールは違いました。

  • 企業スポンサーシップの演習として、スポンサーメリット実行(リターン)に慣れておくために、支援者に対して、なにがしかのお返し(リターン)を義務づけ、お金の大切さや、投資者への感謝を学ぶ
  • アスリート人生は毎年続くので、継続的支援につなげ、継続支援に必要なファンコミニュケーションを学ぶ


などの企業スポンサーシップ獲得への学習の支援や、ブログやSNSへの情報波及法指導なども行っているようです。

スポーツ選手って(もちろん全員ではないですが)若い頃は親が月謝などを出してくれたり、学校の部活で思う存分練習できたり、自分が練習できるのは誰かがお金を払ってくれてるって知らない、あるいは親が払ってくれるのが当たり前と思ってるケースがほとんどなんじゃないでしょうか。そういう選手が学校卒業してプロとしてやっていきたいと思った時に、急に資金のことや、どうやって生活費を稼ぐかっていう現実に当たったりする。練習しなきゃいけないけど、資金も集めなきゃ練習もできない。成績が飛び抜けてよければプロチームや企業の方から声がかかることもありますが、そういうのはほんの一握りの選手でしょう。

お金というものをどう集めたらいいのか、集めるために何に気をつけないといけないのか、集めた後どういうケアをするべきなのか、そういうことを考えさせてくれる場所、教えてくれる場所をクラウドファンディングと一緒に提供してくれるというのは、スポーツ選手ってどういう連中が多いのかを知っていて、ちゃんとスポーツ選手のことを考えてシステムを構築したんだなって思います。

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企業との交渉法まで指導するんですね。

これって資金調達や大口企業スポンサー獲得っていうこと以上に、プロを引退したあとにもいい影響あると思います。
もちろん、こういうサイトに頼らずに、自らの足で企業を回り頭を下げて資金集めした人にはかなわないけど、資金とか集めたことないような恵まれた選手に比べれば、引退したあとの人生設計というか、どういう稼ぎ方をするのかを学ぶことができるから。

資金を調達する、お金を稼ぐ、会社から給料をもらう、これらは全て、人からの信用を得るということにほかなりません。どんな人生でも、生きていくために絶対必要になること。


これで、いったん奨学金やスポーツ資金調達のお話しは終わりにします。クラウドファンディングは、眠った才能を掘り起こす可能性を秘めていますし、いろんな経験ができるシステムだと思います。と同時に、単なるお小遣い稼ぎにもなりかねないものです。これからのよりよい発展を見守っていきたいです。

ではは(^^)/