テニスにて

テニスコーチの視点からの解説

テニスレッスン〜手で球出し2

今回は、まず手出しによるボールの出し方パート2です。

近くから手で投げるので簡単だろうと思われがちですが、やはりプロとしての手出しとなると、以前投稿(テニスレッスン〜手で球出し1 - C_geokunのStep-up-town)したように生徒さんの打ってる最中や前後にアドバイスできるように、右に出しながら左の人を見る、のような特殊なノウハウが必要になります。

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余談コラム
何かの練習が終わった後に長々とアドバイスするコーチをよく見受けますが、あれはコーチの自己満足です。「これがダメだったので、こうやってああやってこうすると上手くいきます」みたいなことを終わってから言われても生徒さんはそれを試す機会がありません。週一レッスンを受けてる方などは先週どんなこと言われたのかなど覚えていられません。だから、打ってる最中にアドバイスする必要があるのですが、実はこれはトヨタ自動車カンバン方式トヨタ | トヨタ生産方式 | ジャスト・イン・タイムについてらヒントを得ています。カンバン方式とは「必要な時に必要な分だけ部品を取りに行くシステム」です。部品をアドバイスに置き換えて、生徒さんがアドバイスを必要な時に(失敗した時に)必要な分だけ(その失敗の真の原因をズバリと見つけ)アドバイスをすることで、ジャストインタイムで上達に貢献することができます。
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手によるボール出しもプロであればコントロールよく出せないといけません。まず気にしてほしい部分は手のひらが向いている方向です。2列に並べて下図のように両側にボールを出すとしたら、
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テンポを落とさないようにするために胴体の向きを真正面を向けながら以前の記事(テニスレッスン〜手で球出し1 - C_geokunのStep-up-town)にも書いたように交互にボールを腕の動きだけで少し外側に出すようにします。正面に向いて腕の動きだけで出すわけですから、体の回転を使わずに外側に両手のひらを少し外側に向け、肩甲骨を背骨に寄せて下図のように腰の後ろ辺りに準備をします。
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投げるときは手のひらがひっくり返らないようにボール出ししたい方向に腕を動かします。

簡単そうに見えますが、普通に立っている状態は手のひらは内側(体の方)を向いているものなのですが、この手出しは手のひらを外側に向けて投げるので、投げてる最中に手のひらがひっくり返ってしまいコントロールが乱れる人が多いのです。手のひらの向きをキープできないからと胴体をボール出しする方向に向けてしまうと反対の列の打っている人を見ることができなかったり、テンポが遅くなったりします。

また手の向きを固定させようと肘から先だけで捻って動かす人もいますが、これはあまりお勧めしません。なぜかというと肘を痛めやすくなるからです。小さな関節だけを使うことはこの手出しに限らずラケット出しや普通にテニスをする時も避けないといけません。絵にも示しました通り、肩甲骨を背骨に寄せるという準備が腕の動きをシャープにするバネになりますから、手出しに限らずテニス全般で必ずこの関節を使うことをオススメします。
肩甲骨を動かすとダイエットや肩こりにも効くってよく言われますしね。

今日はこの辺で

ではは♪( ´θ`)ノ