テニスにて

テニスコーチの視点からの解説

打ちやすい場所を探すフットワーク

10月の初級のレッスンは

「ボールから離れるフットワーク」

です。

ラリーの中では、このフットワークと近づくフットワークを併用して、ボールとの距離を微調整してから打つという習慣をつけられるようにしていきます。

ラケットのスイートスポットに当てるコツ - テニスにて参照)

打ちやすいところにボールは来てくれないから、ラケット面当たりやすく、スムーズにスイングしやすい場所に「近いかなー、遠いかなー」と迷いながら近づいたり離れたりのフットワークを使っていきます。

正解の場所でなくてもいいんです。迷いながら、悩みながら調整していくプロセスが大事なのです。

サービスリターンは厚く当てる?薄く当てる?

前回の

厚い当たり、薄い当たり、とは? - テニスにて

を踏まえて

今週はサービスリターンの練習

特に相手のファーストサーブに対するリターン

相手のサーブが速いと、まずボールにインパクトしにくくなりますよね。このような速いボールに対して薄い当たりでリターンしようとすると、当たりにくくなります。

 

前回から引用しますが、薄い当たりというのは、下記のような当たり方なので

ラケット面が向いている方向に対して、90度の方向に動かしボールの表面をすり抜けていくような当たり方

ラケットとボールが交わるポイントが一点しかなくなり、少しタイミングを間違えると、途端に空振りをしてしまいます。

なので、ラケット面が向いてる方向に動いて当たる厚い当たり方の方が、ボールの軌道の反対側からラケット面を動かすので、多少タイミングが狂っても、インパクトがしやすくなります。

以上のことから、速いボールに対しては厚い当たりの方が適しているといえます。

厚い当たり、薄い当たり、とは?

「厚い当たり」

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上の図のように、ラケット面が向いている方向に動いてボールに当たることを「厚い当たり」と呼びます。

 

「薄い当たり」

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上の図のように、ラケット面が向いている方向に対して、90度の方向に動かしボールの表面をすり抜けていくような当たり方を「薄い当たり」と呼びます。

 

厚い当たりになれば、ボールのスピードを上がり、薄い当たりになるとボールの回転量が増えます。テニスの場合、ボールを遠くへ飛ばしつつ相手コートに収めないといけないので、どこにどうやってコントロールしたいかによって、ボールへの当たりの厚さ薄さを変えていきます。

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10月のレッスンテーマは、この「ボールへの当たり方の厚さ薄さ」を念頭においてレッスンしていく予定です。

 

ダブルスの役割分担(本音と建前)

ダブルスのゲームでは、二人の各プレーヤーに役割があって、その役割がうまく機能すればポイントを取れやすいのですが、その役割の構造が二重になっているので、ここがなかなか難しいところです。

 

まず建前の役割がコートを二分化して半面ずつ守るという役割分担。

しかし本音の役割は、ひとりが攻撃役で、もうひとりがサポート役という攻守の役割分担。

この建前の役割と本音の役割の二重構造が、前衛の動きを難しくさせています。

建前の役割ばかりに固執して、自分のポジションから離れずにいると、チャンスボールが来ても攻撃という本音の役割を担えなくなるし、自分の守るべきポジションを捨てて、攻撃の役割ばかりを果たそうとすると、オープンコートが出来上がってしまい、簡単にエースを取られてしまう。

 

上手な人は、本音を隠して建前を相手に見せます。

「私はここだけを守ってますよ、攻撃する気ないですよ」っていう顔をしておいて、少しでも甘くなったら豹変して攻撃してくる。あるいは「攻撃しちゃうよ、しちゃうよ」という仕草を見せておいて、元のポジションに戻る。

こういう本音と建前をうまく使い分けて組み合わせられることが大事なのです。

 

9月の実戦クラスのまとめ

今回は9月の実戦クラスのまとめ

後衛のミスを減らす - WANNAKNOW

要点

後衛のミスの原因は

  1. 技術的な原因
  2. ショットの選択ミス
  3. 相手に取らせまいという気持ち

です。

 

後衛のミスを減らす2技術的な原因 - WANNAKNOW

要点

まずミスを減らしたければ、打ったあとすぐ構えて相手が打ち返してくるボールに、気持ちを切り替えることです。

 

後衛のミスの減らし方3リスクの取り方 - WANNAKNOW

要点

相手が打ってきたボールの難易度、現在の取得ポイントやゲーム数の差、相手のポジションや弱点、自分が打てる技術の範囲、そんなこんなを総合して、どのくらいのリスクを取るのかを決断しショットを選択するのです。

 

後衛のミスの減らし方4広い視野を - WANNAKNOW

要点

「取らせまいという気持ち」が難易度の高いショットを選択させたり、打ち急ぎを誘発するのです。

 

取られたら取り返せばいいんです。あまり狭い視野で考えずに広く打ちましょう。

 

9月のレッスンテーマまとめ

9月のレッスンテーマのおさらい

 

ハイボレーの特徴 - WANNAKNOW

要点

肩より高いボールは、ほとんどの人はネットより高い打点になるので、ボールを打ちおろせる、つまりスピードアップできるということを意味します。

 

高い弾道のボールは滞空時間が長くなるので、多少遠いボールでも取りにいけます。

 

 

遠くのボールをハイボレーで攻撃する - WANNAKNOW

要点

安全り動けるように、足を引きずらずに、地面から離して走ることが大前提です。

 

サイドステップで近づくよりは、普通に走った方が早いです。

 

それにスピードが出しやすい打点の高さは、肩より少し上ぐらいになりますので、その高さでボールが打てるように、相手が打ったボールの弾道に合わせて打つ場所を微調整する必要もあります。

 

 

ハイボレーの狙いどころ - WANNAKNOW

要点

近くのプレーヤーへ打つ方がスピードが落ちる前に通過するので反応する時間を減らすことができます。

 

相手のスネの高さにスピードアップして打ち下ろすのが定石と言えるでしょう。

 

ハイボレー、ラリーの中で失敗から学ぶ - WANNAKNOW

要点

「ボールが高くなった、遅くなった」という変化が見えたら走り出す、というクセをラリーの中で身につけさせます。

 

とりあえずいろんなケースに挑戦して、いろんな失敗をすることで、「こう見えたボールは取れる」とか「こう見えたボールは前進した方がいい」とか「こうなっちゃったら取れない、あるいは失敗する」というデータが貯まっていくからです。